2005年07月25日

■ TOKYOMAN/KAN

B00005FJOQTOKYO MAN
KAN

ポリドール 1993-02-25
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01. 丸いお尻が許せない 02. まゆみ 03. 香港 SAYONARA 04. Moon 05. 君がいなくなった 06. 孔雀 07. Day By Day 08. TOKYOMAN 09. 死ぬまで君を離さない 10. KAN の Christmas Song

 ひさびさに旧譜のご紹介など。
 KANが1993年にリリースしたアルバム、『TOKYOMAN』です。
 初のベストアルバム『めずらしい人生』 (1992) で、デビュー当時から、尋常ではなくヒットしてしまった「愛は勝つ」 (1990) よりちょっとあとまでを総括したKANが、オリジナルとしては1年9ヶ月ぶりにリリースしたアルバムでありました。
 さてこのアルバム、1曲目としての責任を果たすかのようにアップテンポに歌い上げる、彼の持ち味のひとつであるコミカルな楽曲「丸いお尻が許せない」、タイトルからは想像もつかないほどきれいなメロディを持つミドルテンポな「まゆみ」、ボサノバ調のリズムが軽快でたぶん香港の街並みを見ながら優雅にクルージングなど楽しんでいるような気持ちにさえなる「香港 SAYONARA」、胸が熱くなるのを止められないバラード「Moon」、「Day By Day」、あるいは「死ぬまで君を離さない」、あまりにせつない「君がいなくなった」、コミカル系に属すのであろうけれどそれだけでは済まされないB級な香りをあえてダンサブルに漂わせ、実際の録音よりも少し早回しで再生されているという「孔雀」、彼の作品ではたまに見られますがビリー・ジョエルへのリスペクトをあからさまに表したタイトル曲「TOKYOMAN」、そしてクリスマスソングのスタンダードとして根付いてもちっともおかしくない短いアカペラ曲、その名も「KAN の Christmas Song」、オススメしたい曲を書き出してみると、必然的に全ての曲を並べてしまうくらい、飛ばして聴くなどありえない、名曲揃いの1枚となっております。
 KANといえば「愛は勝つ」とか思われている方も、このアルバムを聴きましたらそんなイメージは吹っ飛んじゃうと思いますよ。
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2005年07月23日

■ M・Renaissance〜エム・ルネサンス〜/渡辺美里

B0009J8GFIM・Renaissance~エム・ルネサンス~
渡辺美里

ERJ 2005-07-13
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Song with you [Disc 1]
01. 10 years 02. My Revolution 03. GROWIN' UP 04. I'm Free 05. Teenage Walk 06. さくらの花の咲くころに 07. きみに会えて 08. BELIEVE 09. いつか きっと 10. 悲しいね 11. eyes 12. JUMP 13. サンキュ 14. 恋したっていいじゃない 15. Lovin' you 16. My Love Your Love (たったひとりしかいない あなたへ)
Summer with you [Disc 2]
01. 夏が来た! 02. 夏の歌 03. ラブ ゴ−ゴ−!! 04. サマータイム ブルース 05. みんないた夏 06. 一瞬の夏 07. 彼女の彼 08. 遅れてきた夏休み 09. 君はクロール 10. ソレイユ 11. 熱いふたり 12. 夏灼きたまご 13. 真夏のサンタクロース 14. センチメンタル カンガルー 15. 太陽は知っている 16. すき (Apricot Mix)
Love with you [Disc 3]
01. 悲しいボ−イフレンド 02. 跳べ模型ヒコ−キ 03. 素顔 04. 彼女 05. 小指 06. 37.2℃ (夢みるように うたいたい) 07. ONE MORE KISS 08. キャッチボール 09. I wish 10. 悲しいくちづけ 11. amagumo 12. 男の子のように 13. バースデイ 14. Breath 15. 風になれたら

 今年デビュー20周年を迎えた渡辺美里がリリースした3枚組のベストアルバムです。
 彼女はこれまでも、デビュー10周年で『She loves you』 (1995)、15周年で『Sweet 15th Diamond』 (2000)、あとちょっと毛色は違うけれど、エピックレーベルの25周年を記念したコンピレーションアルバム『THE LEGEND MISATO WATANABE GOLDEN 80's COLLECTION』 (2003)と、一区切りつくごとにベストアルバムを発表しており、本作は4枚目のベストアルバムということになります(なお、セルフカバーアルバム『HELLO LOVERS』 (1992) は、オフィシャルサイトによればベスト盤扱いではないようです)。
 さて、そんな本作では、オフィシャルサイトでファンからリクエストを募り、その結果を収録曲に反映する、という試みがなされております。
 この手法自体は他のアーティストでも最近よく見られ、「リクエスト・ベスト」なんて呼ばれたりもしますが、この作品にあっては、リクエストの結果は参考にするけれど、最終的に決定するのは渡辺美里自身。
 とりあえずリクエストの上位20曲(※)についてはすべて収録されているようですが、その他については、どこまでリクエストを反映していて、あるいはどこまで渡辺美里の意思を反映しているのかが極めて不透明になってしまってます。
 作品としてのバランスとかを考慮するには、単純にリクエストの上位曲だけを収録するよりも、取りまとめる側の手が入った方がよいとは思うのだけれど、それぞれの曲がリクエストの何位だったのかが示されているわけではないので(ご自分の曲に順位をつけるなんてことは彼女はしないのでしょうけれど)、収録曲を見ているともやもやっとした気持ちにならざるを得ません。正直なところ、なんでこの曲が入ってるの?ってのもなきにしもあらずなもので。
 そして、公表されたリクエスト上位20曲のうち「I'm Free」、「きみに会えて」、「サンキュ」を除く17曲が過去のベストアルバムに収録済みというあたりも、結果的にではありますが、せっかくリクエストを募ったからこそ収録されたって曲がごく少なく、ちょっと残念であります。個人的には、唯一彼女のシングルA面の曲で音源を持っていなかったデビュー曲「I'm Free」 (1985) が初めてアルバムに収録されたのでよかったのですけれど。
 しかし、収録されている曲に注目すべき点はあまりないにしても、本作においては、リクエスト上位曲で占められた「Song with you」、文字どおり夏に関する曲ばかりを収録した「Summer with you」、隠れた名曲を収録したと言っておきましょう「Love with you」と、各ディスクごとにテーマを掲げて曲を割り振っているので、3枚組であっても散漫な印象を受けずに聞き続けることができて、そのへんはよさげな点に思えました。
 おかげで収録されなかった彼女の代表的な曲なんてのもあるんでしょうが、そういった曲は当然に過去のベストで収録済みでしょうから、今回のような構成もアリなのではないでしょうか。とくに「Summer with you」は、晴れた日に表で聴くと、かなり爽快な聴き心地を体感できますよ。

※ オフィシャルサイトにおいて2005年6月4日付けで発表されたリクエスト上位20曲(50音順)
○いつかきっと ○悲しいね ○きみに会えて ○恋したっていいじゃない ○さくらの花の咲くころに ○サマータイムブルース ○サンキュ ○すき ○夏が来た! ○BELIEVE ○eyes ○GROWIN' UP ○I'm Free ○I wish ○JUMP ○Lovin’ You ○My Love Your Love ○My Revolution ○Teenage Walk ○10 Years
posted by BONGO at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 渡辺美里 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■ 四次元 Four Dimensions/Mr. Children

B0009F48YU四次元 Four Dimensions
Mr.Children 桜井和寿 小林武史

トイズファクトリー 2005-06-29
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01. 未来 02. and I love you 03. ランニングハイ 04. ヨーイドン 

 前作「Sign」 (2004) 以来、約1年ぶりとなるニューシングル。
 収録されている4曲すべてがタイアップ付きという、ある意味ゴージャスな1枚になっております。

 1曲目の「未来」は、ポカリスエットのCM曲としてテレビでも大量に流れておりますけれども、本作をリードするにふさわしいポップな楽曲。
 とはいっても、ただポップなだけではなく、とくにさサビ以外の部分においてほどよくアクの強いメロディが織り交ぜられており、そのあたりがこの曲を印象深いものにしております。
 たとえば「口笛」 (2000) とかのころは、どことなく桜井さんの書くポップスにわざとらしさを感じたものでしたが、とりわけ「Any」 (2002) あたりからかな、バランスのとれた曲を出してくるなぁ。

 続く「and I love you」は、日清カップヌードルのCM曲としてこちらも大量に流れておりますが、ファルセットでもって歌い上げるサビが特徴的なバラード。
 全体的に高めのキーで推移したあげくにサビの終盤ではファルセットでもって高らかに歌い上げるその展開は、個人的にはやや落ち着きにかけるように思われるのですが、あるいは、えーと、カラオケとかで歌いにくそうなのですが、一方で軽やかなサビの出だしのメロディと、がつんと力強いCメロの歌いっぷりは秀逸でもあります。

 3曲目の「ランニングハイ」は、映画「フライ、ダディ、フライ」の主題歌。
 実はかなりポップなメロディに、敢えて荒削りな、そして力の抜けたボーカルとアレンジを乗せているのがおもしろげ。
 なにげにかなり気に入っています。

 そして最後に収録されている「ヨーイドン」は、彼らのキャリアにおいて初めての試みとなる、子供向け番組のためにつくられた曲。フジテレビキッズ教育番組のテーマソングになっております。
 アレンジは音数少な目に仕上げられ、ボーカルも決して力まず、やさしく語りかけるような歌い方は子供向けならではでしょうか。
 ちょっと優等生っぽくて、もちろん彼ららしさは健在なんだけれど、ちょっと物足りなく思われたりもいたしました。

 全体的にこの作品を見てみると、通常のシングルに当てはめれば、タイアップの大きさとかを考慮しても、1、2曲目がA面、3、4曲目がB面的な取扱いになるのでしょうか。
 とすると、たとえば2曲ずつ2枚のシングルに分けてリリースすることも可能であったわけで、それらが1枚のシングルにぎゅっと詰め込まれている本作は、かなり贅沢な作品と言えましょう。
posted by BONGO at 14:14| Comment(0) | TrackBack(0) | Mr. Children | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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