![]() | Listen To The Music 2 槇原敬之 東芝EMI 2005-09-28 売り上げランキング : 15 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
01. Smile (Nat King Cole) 02. Your Song (Elton John) 03. 野に咲く花のように (ダ・カーポ) 04. traveling (宇多田ヒカル) 05. I Will Be Here For You (Michael W.Smith) 06. Forget-me-not (尾崎豊) 07. 島育ち〜人の歩く道〜 (山弦) 08. TIME AFTER TIME (Cyndi Lauper) 09. 言葉にできない (オフコース) 10. ヨイトマケの唄 (美輪明宏) 11. ファイト! (中島みゆき) 12. ごはんができたよ (矢野顕子) 13. 見上げてごらん夜の星を (坂本九)
『Listen To The Music』 (1998) (以下『1』)以来、約7年ぶりに槇原敬之がリリースしたカバーアルバム。
デビュー15周年記念、という意味合いもあるようです。区切りのいい年にはベスト盤を出すケースが多いですが、彼の場合はもうおびただしい数のベスト盤が諸般の事情等により出てしまっているので・・・なのだとか。
そんなメモリアルな作品だけに、パッケージはけっこう豪華。添付されたブックレットには、インタビュー、本人による各曲解説、さらにはデビューから今日までのバイオグラフィーとか発表されてきた楽曲の五十音順リストなんかもついており、ファンならばニヤリとせずにはいられない内容。これだけでもちょっと得した気持ちになります。
それはさておき、肝心な内容ですが、『1』でカバーされたのが邦楽のみだったのに対して、本作では洋楽も取り入れられており、より選曲の幅が広がっております。
「生まれ変わっても聴きたい曲」をテーマに選ばれた本作の収録曲は、わりと素直なアレンジを施したものが多いように思われ、そのへんは変に個性を主張してカバーする曲を自分のものにしてやろうというのではなく、あくまで名曲を歌わせていただく、という彼の謙虚な姿勢が現れているような気がしました。とはいえ、彼が歌った時点で、その楽曲はもう八割方彼のものになってしまうのではないかとも思うのですが。
あと、ぼくは洋楽をほとんど聴かないので、本作の内容はちょっとどんなもんだろうかと思わなくもなかったのですが、収録されているのがそんなぼくでも知っているほど有名な曲であったのと、マッキーの英語の発音があまりにカッコイイのとで、まったく問題なく聴くことができました。
しかし、このアルバムを聴いている間中どうしても頭から離れないのは、「早く新しいオリジナルアルバムが聴きたい」ってことなんですよねぇ。オリジナルアルバム以外を否定するものではないのですが、どうしても、そんなことを考えてしまうのです。