![]() | 悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。 槇原敬之 エイベックス・エンタテインメント 2007-11-07 売り上げランキング : 913 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
01. introduction 02. 祈りの歌が聞こえてくる 03. Dance with me. 04. GREEN DAYS 05. カイト 06. Love was sleeping. 07. lose no time 08. 赤いマフラー 09. Anywhere 10. Circle of Rainbow 11. 五つの文字
avexへの移籍を挟み、槇原敬之が『 LIFE IN DOWNTOWN 』 (2006) 以来、オリジナルとしては約1年8ヶ月ぶりにリリースしたアルバム、『悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。』。
ひさびさにストレートなポップスを聴かせてくれた「 GREEN DAYS 」 (2007) 、そして初期を彷彿とさせるアルバムタイトルに期待が高まる一方、前作がぼくにとってはちょっとアレだったので不安もあったのですが、実際に聴いてみますと、そんな不安は一息で吹き飛んでしまうほど、諸手をあげて賞賛してしまいたくなる傑作に仕上がっていました。
うたのテーマは、よく聴けばラブソングではなく、今までと同様に人としての道を説くような、彼が言うところの「ライフソング」だったりするのですが、本作においては押しつけがましくなく、たとえばのちにシングルとしてリカットされた「赤いマフラー」なんて、ラブソングそのものとして聴くことができてしまいます。
メロディ、アレンジについても、短いインストに続く牧歌的な「祈りの歌が聞こえてくる」に始まり、前向きなメロディの「GREEN DAYS」、「カイト」、実に美しいバラード、「Love was sleeping.」、「赤いマフラー」、「Anywhere」、大規模なオーケストラやコーラス隊と繰り広げたコンサート、「SYMPHONY ORCHESTRA CONCERT "cELEBRATION 2005" 〜Heart Beat〜」を思い起こさせるリズムと豪華なコーラスが壮大な雰囲気を醸す「Circle of Rainbow」、そしてマッキーらしいエレクトリカルなサウンドでボーカルさえもいじりたおした「lose no time」など、バラエティ豊か。
しかもそれらすべてがとても高いクォリティで、バランスよくちりばめられており、何度繰り返して聴こうとも、飽きることがありません。
以前はよく彼の聴いていたけれど最近はちょっとって人も、あまり彼の音楽を聴いたことがない人も、ポップスが好きであれば聴いておいて損はない、いや聴いておくべき1枚かと。



