![]() | Singles 1999~2006 坂本サトル ラップランド 2007-03-28 売り上げランキング : 31230 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
01. 天使達の歌 02. 最後に咲く花 03. Happy Birthday 04. 別れの時 05. サヨナラ 06. 木蘭の涙 07. 矛盾の中で生きてる 08. ドライブ 09. 明日の色 (for collector version) 10. 愛の言葉 11. 夜空に咲いた花 12. Jolly(for collector version) 13. Hands Storyのテーマ
坂本サトルがソロ名義では初めてリリースしたシングル集、『Singles 1999-2006』。
彼が所属していたバンド、JIGGER'S SONの活動休止中(2001年に正式解散)、ギター1本でさまざまな場所に出向いて歌うスタイルがマスコミに取り上げられ話題になり、ヒットしたソロデビューシングル、「天使達の歌」 (1999) から最新シングル、「夜空に咲いた花」 (2004) までのすべてのシングル曲と、アルバム未収録のカップリング、そして未発表曲1曲と、メジャーレーベルから現在のインディーズレーベルまで隔てられることのない構成となっています。
さてこの作品は、シングル集とはいえリリース順に曲が並んでいるとかではなく、アルバムとしての流れを考えた曲順になっており、アイテム的な要素が多くなってしまいがちなこの手の作品にあって、1枚のアルバムとして、しっかりと聴きこむことができます。
そしてこうして彼のシングルをまとめて聴き返してみたとき、改めて感じるのは、彼の楽曲がいかにポップでキャッチーかということ。
彼は、飾らずただまっすぐに歌い上げるところも多くあり、それゆえにあかぬけなさも感じるわけですが、メロディアスな曲をつくらせると、天才的にウマイです。
JIGGER'S SONのときから考えていたことだけれど、商業的なところにのっかる機会を得たならば、もちろん商業的に成功することが、「成功」を意味するわけではないし、彼の実直な部分もおおいに魅力ではあるわけだけれど、もしかしたら今、もっとメジャーな位置にいたような気がしてならないです。
そうでなくても、もっと注目を浴びてしかるべき人物ではないかと感じずにはいられませんでした。
本作はインディーズレーベルからのリリースであり、レコード屋などでも見かける機会は少ないと思われますが、たいへん多くの人にとって聴きやすいであろうと思われますので、彼の一面を知るという意味でも、いちど聴いてみていただきたい作品でありました。