2008年02月15日

SPEEDWAY/TM NETWORK

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SPEEDWAYSPEEDWAY
TM NETWORK 小室哲哉 木根尚登

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01. ACTION 02. DIVING 03. PRIDE IN THE WIND 04. RED CARPET 05. TEENAGE 06. WELCOME BACK 2 -1983 Edit- 07. 夏の終わり 08. N43 -1983 Edit- 09. ELECTRIC MUSIC 
10. YOU CAN FIND 11. MALIBU
TM NETWORK - SPEEDWAY

 先行シングル、「 WELCOME BACK 2 」 (2007) につづき、オリジナルとしては『 NETWORK -Easy Listening- 』 (2004) 以来、約3年8ヶ月ぶりにリリースされたアルバム、『SPEEDWAY』。
 タイトルにTM NETWORKの結成以前、彼らが所属していたバンド名を冠した本作は、その名のとおり、「WELCOME BACK 2」でドラムにそうる透さんが参加している以外はすべての演奏と歌をメンバーだけで行った、アマチュア的ともいえる(「SPEEDWAY」はアマチュアバンドではありませんでしたが)手法を全編にわたって採り入れたアルバムです。
 すなわちこのアルバムタイトルそのものが、この作品の明確なコンセプトとなっているのです。

 このアルバムを体験したあとでは、かつて彼らが発表してきた曲のタイトルをほぼ羅列しただけのサビが過去にすがっているようにしか感じられず、イヤな気持ちにさえなった「WELCOME BACK 2」も、この『SPEEDWAY』へと至るべく乗り込んだタイムマシンの窓から見える風景であるかのようにさえ思えるのです。

 彼らが発信するコンセプトにドキドキするこの感じ、半ば忘れかけてさえいたのだけれど、これがすごく好きで、TMのファンをやめられずにいたのでした。いまハッキリと、思い出しました。

 さて、実際に聴いてみますと、やはりその制作手法から、全体的にこぢんまりとまとまっている印象。
 しかしながら、小室さん主導ではなくメンバー全員でつくりあげられたからか、バリバリに計算しつくされた気配がない一方でセッション的な楽しさを感じとれ、そして全11曲のうち5曲の作曲を木根さんが手がけているからか、どこか丸みを帯びた、ときとしてアコースティックにさえ聴こえる楽曲がしばしば見受けられるなど、これまで聴いてきた彼らの作品のどれともちがう空気が、このアルバムには流れています。
 実はラスト3曲がインストというのがアルバムの統一感を壊しているとは思うけれど、それらをオマケと考えれば(「YOU CAN FIND」はこのアルバムのコンセプトにおいてとくに重要な位置づけぽいですが、曲順が悪すぎるかと)、掲げられたコンセプトは、しっかりと音に現れております。

 一方で裏を返せば、スター性というと大げさだけれど、彼らが放っていたかつての輝きは、本作にはないです。
 ぼくは「TMはなんでもアリ」と考えているので、このアルバムを好意的に解釈できますが、彼らが、あるいは小室さんがもっとも活躍していたころの音楽を期待してふっと本作を聴いてしまったときには、ただただショボく感じられてしまうかもしれないです。


posted by BONGO at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | TM NETWORK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月15日

WELCOME BACK 2/TM NETWORK

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Welcome Back 2Welcome Back 2
TM NETWORK 小室哲哉 木根尚登

よしもとアール・アンド・シー 2007-10-31
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01. WELCOME BACK 2 02. N43 05. MEMORIES
TM NETWORK - Welcome Back 2 - EP

 TM NETWORKのシングル、「WELCOME BACK 2」。
 アルバム、『NETWORK -Easy Listening-』 (2004) 以来、実に3年7ヶ月ぶりの新曲。
 昨年12月にリリースされたアルバム、『SPEEDWAY』の先行シングルであります。

 降って湧いたような再始動の話を聞いてドキドキワクワク、ファンとしては小室節なメロディに宇都宮さんのボーカルがのるだけでもうアガってしまうのですが、この曲、サビの部分がかなりヤバいことになっておりました。
 かつて彼らが発表してきた曲のタイトルをほぼ羅列しただけになっていまして、アガっていた気持ちも、さすがにサガりました。
 全体的には悪くないんですが、TMといえば、つねに新しい試みでぼくらを驚かせてくれて、そこがすごい魅力だったのだけど、これでは「過去にすがってる」とか思われても・・・。

 というのが、シングルを聴いた限りの感想。
 でも、アルバムを聴きますと、評価は一転。

 詳しくはアルバムのレビューに譲りますが、TM NETWORK結成前に3人が所属していたバンド、「SPEEDWAY」のサード・アルバム、といったコンセプトを持つ『SPEEDWAY』に対して、この曲はその時代へと遡るタイムマシンとしての位置づけを持っておりますか。
 そんなことを考えながら聴きますと、このサビの部分は、過去へと遡るにあたってフラッシュバックするさまざまな瞬間を、タイムマシンから見るようなイメージも浮かぶのです。

 この曲だけ聴くとほんとアレですが、ひさしぶりに見せるコンセプチュアルな展開のひとつであり、結果的にはドキドキワクワクさせてくれるアイテムでありました。

 なお、2曲目の「N43」は、木根さん作詞、作曲によるクリスマスソング。
 もっとテンポが遅くてもよいかな、という気もするけれど、メロディアスでちょっと切なげな良曲。

 「WELCOME BACK 2」と「N43」の TV MIX を挟んで5曲目にはインスト、「MEMORIES」を収録。
 19世紀のロシア人作曲家、モデスト・ムソルグスキーの「展覧会の絵」が原曲になっているのだとか。
 ぼくはすみません、その人もその曲も、存じないのですがそれはさておき、エレクトリカルながらとても壮大な印象で、なかなかイイです。
 ちなみにこの曲は、アルバムには未収録となっております。

posted by BONGO at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | TM NETWORK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月20日

■ Welcome to the FANKS!/TM NETWORK

Welcome to the FANKS!
TM NETWORK

ERJ 2004-12-22
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disc 1
01. ELECTRIC PROPHET (電気じかけの予言者) 02. Get Wild 03. WE LOVE THE EARTH 04. Still Love Her (失われた風景) 05. Beyond The Time (Expanded Version) 06. Time Passed Me By (夜の芝生) 07. Fool On The Planet (青く揺れる惑星に立って) 08. Here, There & Everywhere (冬の神話) 09. Love Train 10. Human System
disc 2
11. Children of the New Century 12. Resistance 13. Jean Was Lonely 14. 永遠のパスポート 15. 10 YEARS AFTER -BOB BLOCKMAN MIX- 16. 8月の長い夜 17. Self Control (方舟に曳かれて) 18. 雨に誓って 〜SAINT RAIN〜 19. Seven Days War (Four Pieces Band Mix) 20. TIMEMACHINE
disc 3
01. DREAMS OF CHRISTMAS 02. IT'S GONNA BE ALRIGHT 03. 80's 04. TIME (PASSED SO SLOWLY) 05. FOOL ON THE PLANET (WHERE ARE YOU NOW) 06. 1974 〜16光年の訪問者 (CHILDREN'S LIVE MIX) 07. SELF CONTROL (方舟に曳かれて) 〜VERSION "THE BUDOHKAN"〜 08. YOUR SONG (Special Instrumental Disco Mix) 09. 一途な恋 (ANOTHER MATERIAL) 10. DIVE INTO YOUR BODY (12" CLUB MIX) 11. LOVE TRAIN (CLUB MIX) 12. DREAMS OF CHRISTMAS ('91 NY Mix)

 TM NETWORK デビュー20周年企画の一環としてリリースされたベスト盤。EPIC レコード (旧 Epic Sony) と TURE KiSS DiSC レーベルからリリースされた楽曲の中からファンによるネット投票で選ばれた、いわゆるリクエスト・ベスト全20曲と、アルバム未収録だったシングルのカップリング曲とアルバムやシングルの購入特典だった楽曲を収録したスペシャルディスクで構成されております。
 リクエスト・ベストのほうは、音はよくなっているけれど珍しい音源もないので、なるほどこういった曲が選ばれたのね、程度で聞き流してしまいましたけれども、スペシャルディスクはちょっとうれしい内容。
 シングルのカップリング曲はいちおう全部持っていたのだけれど、それぞれシングル 「DIVE INTO YOUR BODY」 (1989) とアルバム 『EXPO』 (1991) の購入特典だった 「DIVE INTO YOUR BODY」 と 「LOVE TRAIN」 の CLUB MIX は、持っていなかったのですよ。購入特典に応募することとか、あんまりないもので。
 ぼくとしたら、この2曲のためにアルバムを購入したようなものです。そうすると、このアルバムが3,990円なので、1曲あたり2,000円になっちゃいますけど、彼らにとって初めてのリクエスト・ベストだって点でアイテムとしての価値もあると思っているので、そんなに損した気分ではないです。
 あと、とくに8cm シングル時代のカップリング曲は、なかなか中古の店でも見つけるのが難しい状況ですので、そのへんを買い逃してしまった人にも、魅力的なのではないかと思われます。
 ただ、歌詞カードに載ってるのが普通に歌詞だけなので、内容にもうちょっと工夫がほしかったのと、ジャケットがあまりにシンプルだったのは、残念な点でありましょうか。
posted by BONGO at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | TM NETWORK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月06日

■ NETWORK -Easy Listening-/TM NETWORK


NETWORK -Easy Listening-
TM NETWORK

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01. SCREEN OF LIFE -EXTENDED MIX-  02. LOVE TRAIN -EXTENDED MIX-  03. PRESENCE   04. CASTLE IN THE CLOUDS -ALBUM MIX-  05. 風のない十字路 -ALBUM MIX-  06. TAKE IT TO THE LUCKY (金曜日のライオン) -ALBUM MIX-  07. 君がいる朝 -ALBUM MIX-  08. TIME TO COUNT DOWN -LABO MIX-  09. nuworld  10. COME CLOSER

 今年デビュー20周年を迎えるTM NETWORKがリリースした、オリジナルとしては3年ちょっとぶりとなるアルバムです。
 記念すべき年にリリースしたアルバムだけに、どれだけ気合いが入ってるのかと思ったら、既発シングルの収録曲と1994年にTMNが終了する前の楽曲をリメイクしたものが全10曲中7曲を占めるっていう、なんとも拍子抜けな構成。
 とはいえ、そこはTMさん、ていうか小室さん。既発曲はすべて、いまだに彼が傾倒しているトランス風なアレンジにつくりなおされていて、まったく新しい気持ちで聴くことができます。
 だけど、TM NETWORKといえば、新しいアクションを起こすたびに我々をびっくりさせ続けてきたバンド。既発曲をまったく新しくつくりなおすくらいじゃ、少なくともファンはびっくりなんかしないです。そのくらい当たり前だ、とさえ思うのです。
 ここのところの小室さんは、やることがどうも空回りな印象を受けてしまうのですが、今年はデビュー20周年、なんかすごいことを企ててもらって、我々をびっくりドッキリさせてほしいものです。
posted by BONGO at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | TM NETWORK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年02月29日

■ NETWORK/TM NETWORK


NETWORK
TM NETWORK

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■ R&C Japan ■ 2004.02.25 ■ YRCN-10031

01. SCREEN OF LIFE -Single Mix-  02. TAKE IT TO THE LUCKY (金曜日のライオン)  03. 風のない十字路  04. SCREEN OF LIFE -Instrumental-  05. TAKE IT TO THE LUCKY (金曜日のライオン) -Instrumental-  06. 風のない十字路 -Instrumental-

 今年デビュー20周年を迎えてひさびさに活発な活動を予定しているTM NETWORKの皆さんが、ついにその第1弾となるシングルをリリースされました。
 収録されている楽曲はどれも、ここ数年小室さんが傾倒しているトランス的なアプローチがやっぱりとられてはいるものの、たとえば思いっきりトランス寄りにシフトしたglobeの『Lights』 (2002) あたりと比べるとずいぶんメリハリのある音になっていて聴きやすい。ぼくは、トランスってあんまり好きなジャンルではないのですが、本作はうまいこと良質なポップスとして昇華されております。

 さて、収録曲とシングルとしてのタイトルが違うのでアレですが、A面扱いの「SCREEN OF LIFE」は、ですます調の歌詞に違和感を覚えずにはいられない、というのはあるものの、冒頭のAメロの歌詞は、言葉の繋ぎ方がそれはもう見事でかっこいいの。それ以外はサビも含めてアップテンポなのにもかかわらず淡々としてるんだけど、なんでだろう、メロディやアレンジと宇都宮さんのボーカルとのマッチングなのかな、聴くほどに味の出る楽曲に仕上がっています。
 「TAKE IT TO THE LUCKY (金曜日のライオン)」は、デビューシングルのセルフカバー。TMN終了前のベストアルバムやリミックスアルバムとかには一切登場しなかった、彼らにとってそんなに思い入れがあるとは考えられないこの曲が、20周年とはいえ、リメイクされたのはけっこう意外だったり。
 そして「風のない十字路」。木根さん作曲のバラード、TMには欠かせないと言われているいわゆる「木根バラ」ですが、ちょっと印象が薄いかもしれない・・・。このシングル、全体的に宇都宮さんのボーカルがかなり奥に引っ込んだミックスになっているんですが、先述の2曲はそれはそれでアリかな、と思えたんだけど、この曲について言えば、ボーカルをもっと立ててあげてもいいんじゃないか、とか。

 お世辞にもかつての勢いがあるとは言えず、またこの楽曲で新たなファンを獲得できるとも正直なところ思えないけれど、少なくとも前からのファンにとっては、デビューから20年経った今も新しい音源を聴くことができるっていうのは、それだけでも幸せなのかな、贅沢言っちゃいかんのかな、とかこのシングルを聴きながら考えてしまいました。ほんとはもっと、前みたいにぼくらをビックリさせ続けてほしいんだけどね。
posted by BONGO at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | TM NETWORK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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