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01. a little prayer 02. ア・イ・シ・テ・ルのサイン 〜わたしたちの未来予想図〜 03. 大阪LOVER -ALBUM EDITION- 04. アピール 05. サヨナラ59ers! -ALBUM VERSION- 06. CARNAVAL 〜すべての戦う人たちへ〜 07. NOCTURNE 001 08. きみにしか聞こえない 09. 今日だけは -ALBUM VERSION- 10. UNPRETTY DAY! 11. またね -ALBUM VERSION- 12. もしも雪なら 13. AND I LOVE YOU
Dreams Come Trueのアルバム、『AND I LOVE YOU』。
初回限定盤を買ったのですが、とりあえず重厚で複雑で豪華絢爛なパッケージが目を引きます。
最近の売れ筋な方のはあまりチェックしていないのでわからないのだけれど、ぼくとしては、ここまでバブリーなのは久しくお目にかかっておらす、やや圧倒すらされます。
それはさておき本作は、『 THE LOVE ROCKS 』 (2006) 以来、約1年10ヶ月ぶりの新作。
その間にリリースされた4枚のシングル、「 もしも雪なら / 今日だけは 」 (2006)、「 大阪LOVER 」 (2007)、「 きみにしか聞こえない 」 (2007)、「 ア・イ・シ・テ・ルのサイン 〜わたしたちの未来予想図〜 」 (2007) からは6曲が収録され、アルバム全体で13曲ですから、既発曲の比率はかなり高いです。
アルバム曲では、ちょっとした女子の切なさを歌った「アピール」も、パーティチューン的な「CARNAVAL 〜すべての戦う人たちへ〜」も、ファンキーな「UNPRETTY DAY!」も、しっとりとした「NOCTURNE 001」も、単独で聴くととてもよいのですが、なんせこのアルバムに収められているシングル曲は美しいバラードからコミカルな曲までたいへんに濃い個性をもっているので、それらをかき分けて頭を出すだけの強さは、持ち合わせていないように感じてしまいました。
しかもアルバム曲が続くのは、「CARNAVAL 〜すべての戦う人たちへ〜」〜「NOCTURNE 001」と、「UNPRETTY DAY!」〜「またね」(でも後者は2月にリカット予定)の流れのみ。
随所に既発曲が挟み込まれ、そもそもがアルバム全体の流れを楽しむのは難しい構成になっているようにも思われました。
しかしながら、これはぼくがシングルを事前にすべて聴いてしまっているがゆえの感想であって、既発曲だとか新曲だとかを意識しないで聴いたとき、これはきっとたいへんに濃い内容の作品なのではなかろうかと。
そしてアルバムの感想とは切り離して考えたいのですが、ラストに収録されているタイトル曲、「AND I LOVE YOU」。
美和さんを襲った不幸な出来事のことは考えずに聴こうと思っていたのだけれど、これは・・・。
昨年の紅白で「ア・イ・シ・テ・ルのサイン 〜わたしたちの未来予想図〜」を気丈にも気合いじゅうぶんに歌い上げた彼女の姿と、今にも泣き崩れそうな声で切々とこの曲を歌う彼女の姿を思い浮かべると、もう。やはり、たまらない気持ちになります。