2008年02月23日

5296/コブクロ

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コブクロ 黒田俊介 小渕健太郎

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01. 蒼く 優しく 02. コイン 03. 蕾 04. どんな空でも 05. 君という名の翼 06. WHITE DAYS 07. 君色 08. 水面の蝶 09. 風の中を 10. 月光 11. 風見鶏 12. Diary 13. Fragile mind

 ベストアルバム、『 ALL SINGLES BEST 』 (2006) を挟み、オリジナルとしては『 NAMELESS WORLD 』 (2005) 以来、2年ぶりにリリースされたアルバム、『5296』。
 シングル、「 蕾 (つぼみ) 」 (2007)、「 蒼く 優しく 」 (2007) とそのカップリングから1曲ずつ、そしてベストアルバムにも入っていた「 君という名の翼 」(2006) を再び収録しています。

 さて、ぼくがタイムリーに彼らのアルバムを聴き始めたのは『 STRAIGHT 』 (2003) からで、前作まではそのときの最新作が自分にとっていちばん好きな作品!だったのですが、本作はどうかといえば、正直なところ、そこまでではなく。
 シングルを見てみると、前作に収録の「桜」、「ここにしか咲かない花」、あるいは前々作の「永遠にともに」あたりと比べると、とくに彼らのバラードは聴き慣れてしまっているというのもあって、インパクトは決して強くはないし、アルバム曲では、たとえば「どんな空でも」や「Diary」など、ぼくの琴線に触れるギリギリのところまではきているのだけれど、触れるには至らないという、惜しいところ止まりなものはあれど、グッとくるものが少なかったのは、残念にも思われるところ。

 とはいえ一方で、「WHITE DAYS」はシングルにもってこれそうな美しいバラードだし、ラストに収録されている「Fragile mind」は力強く進行する、必然的に気持ちが高ぶってしまう楽曲。
 これらはとりわけぼくの心をとらえては離さない曲たちであり、アルバムを出すごとにシングル以外の名曲をいくつも入れてくるアーティストはなかなかいないのは分かっているのですが、それでも感じてしまうこの残念さは、ぼくがそれだけコブクロさんに期待をしている、ということによるものなのです。

 コブクロさんの作品としてはいちばん!ではなかったのだけれど、名盤であることは確かで、やはりついつい何度も何度も繰り返し聴いてしまう作品でありました。


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2008年02月11日

蒼く 優しく/コブクロ

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コブクロ 小渕健太郎

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01. 蒼く 優しく 02. 君色 03. 赤い糸 〜Live at 大阪城ホール 2007.07.05〜

 コブクロのシングル、「蒼く 優しく」。
 シングルらしい華のあるサビを持つ王道のバラード。コブクロのお二人がしっとりと、そして壮大に歌い上げます。
 安心して聴けるし、すごくイイでのすが、それにしても彼らは、シングルにバラードが多いです。
 確かに、アルバムでアップテンポな曲を聴くと、あか抜けなさが残ったり力が入りすぎていたりしてバラードに比べると見劣りする部分はあるものの、たとえばシングル、「宝島」 (2003) (アルバム『 STRAIGHT 』 (2003) にも収録)とか、アップテンポでも名曲はあるのですが。
 1曲1曲はすばらしくても、あまり多いとそれぞれのよさが薄まってしまうようで、もったいなくも感じます。

 2曲目の「君色」は、青臭い印象の、ミドルテンポの軽やかな楽曲。
 シングルのリードトラックに持ってくるには弱いのかもしれないけれど、彼らはこの手の曲もウマイです。

 3曲目の「赤い糸」は、ライブ音源。
 未CD化なのかと思ったら、インディーズ時代の楽曲でした。ミニアルバム、『Root of my mind』 (2000) に収録。
 聴いていてすごくキュンとしてしまうバラードです。
 グッとくる度は、「蒼く 優しく」よりこっちのほうが上かもしれないです。

 なお1、2曲目は、昨年12月にリリースされたアルバム、『5296』に収録されております。


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2007年06月17日

蕾(つぼみ)/コブクロ

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コブクロ 小渕健太郎

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01. 蕾(つぼみ) 02. 彼方へ 03. 風見鶏

 コブクロが約8ヶ月ぶりにリリースしたシングル、「蕾(つぼみ)」。
 アップテンポであった前作に対し、本作はバラード。
 ストリングスを交えた壮大な楽曲を、力強くときとして切々と歌い上げます。
 彼らの作品、とりわけシングルにはこの手の曲が多く、ややもするとマンネリとか言われそうになるところを、それぞれ揺るぎない名曲といってもすぎた表現ではないであろうレベルで仕上げてくるのはさすが。
 この曲も然り。ぐんぐんと胸が熱くなる一曲です。

 また3曲目に収録されている「風見鶏」は、ピアノとストリングスをメインに据えた、シンプルな聴き心地の楽曲。
 アレンジとしては、シングルにするほどの華やかさはないものの、それゆえにしんみりと心に響きます。
 「蕾(つぼみ)」のみならず、こちらもぜひお聴きのがしのないよう、おねがいしたいところ。オススメです。

 なお2曲目の「彼方へ」は、彼ららしいあかぬけなさの残る、アップテンポな曲。
 バンドっぽいアレンジをベースとしつつストリングスも効果的に挿入され、疾走感の漂う雰囲気。
 しかしながら、この曲を挟む2曲と比べてしまうと、ぼくがもともとスローな曲を好むというのもあるけれど、やや見劣りしてしまうかと。


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2007年02月16日

ALL SINGLES BEST/コブクロ

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コブクロ

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Disc 1
01. 君という名の翼 02. あなたへと続く道 03. ここにしか咲かない花 04. 毎朝、ボクの横にいて。 -Sweet drip mix- 05. Million Films 06. 永遠(とわ)にともに 07. blue blue 08. 宝島 09. 雪の降らない街 10. 願いの詩
Disc 2
01. 風 02. YOU 03. miss you 04. YELL 〜エール〜 05. Bell 06. 轍 -Street stroke- 07. DOOR 〜The knock again〜 08. 太陽 09. 桜 10. 未来への帰り道

 コブクロにとって初めてとなるベスト盤、『ALL SINGLES BEST』。
 これまでリリースしてきたシングル(両A面を含む)19曲+新曲1曲で構成されています。
 なお、トコブクロ名義で発表された「毎朝、ボクの横にいて。」はアルバム『MUSIC MAN SHIP』 (2004) に収録されたコブクロバージョンで、「轍」と「DOOR」は新録となっています。

 彼らのシングルはどれもシングルらしい華のある作品ばかりで、注目され始めたのは「永遠にともに」 (2004) あたりからと思われるところですが、もちろんそれ以前の楽曲もえらくポップでメロディアスで一瞬たりとも気の抜けない、改めてこれだけまとめて聴きなおしてみると、お腹がいっぱいになってしまいます。

 このアルバム、ファンにとってはもちろん、そうでない方であっても持っていて損はない1枚であります。
 そしてファンでない方におかれては、このアルバムを入口にオリジナルアルバムも聴いていただけると、彼らの良さをもっと知ることができようかと思われます。
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2006年10月02日

君という名の翼/コブクロ

君という名の翼君という名の翼
小渕健太郎 コブクロ

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01. 君という名の翼 02. あなたへと続く道

 コブクロのシングル「君という名の翼」。
 彼らのシングルとしてはひさびさにアップテンポな楽曲で、遡ってみればおそらくは「宝島」 (2003) 以来かとか。

 ぼくがどちらかといえばスローな曲を好むというのもあって、最初に聴いたときは、名曲と言い切ってかまわないであろう直近のシングル3作、「桜」 (2005) 、「ここにしか咲かない花」 (2005) 、「永遠にともに」 (2004) と比べると、ややインパクトが弱いかなと感じたのだけれど、じっくりと聴き入ってみればアップテンポだからといって勢いで押すことはなく、繊細なメロディライン、バランスよくポップに仕上げられたアレンジ、それともちろん彼らのボーカルでもっていやおうなく気持ちを高ぶらされる、クォリティの高い楽曲でありました。

 一方で、カップリングの「あなたへと続く道」は、ピアノをメインに据えたアレンジの、スローな楽曲。
 美しく、そして憶えやすくもあるメロディが際だち、両A面扱いでもおかしくない作品でありました。

 ポップな楽曲としっとりめでワビサビのあるボーカルがイヤでなければ、聴いておいて損はないでしょう。
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2006年02月27日

NAMELESS WORLD/コブクロ

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コブクロ 小渕健太郎 黒田俊介

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01. Flag 02. 桜 03. 六等星 -NAMELESS STAR TRACK- 04. ここにしか咲かない花 05. 待夢磨心 -タイムマシン- 06. Pierrot 07. Saturday 08. 大樹の影 09. NOTE 10. Starting Line 11. LOVER'S SURF 12. 同じ窓から見てた空

 コブクロがリリースしたニューアルバム。
 曲数こそ12曲ですが長めの曲が多く、収録時間は70分にも迫る大作となっています。
 ゆえに腰を落ち着けて聴く必要はあろうかと思うのですが、どの曲もコブクロさんらしいメロディセンスを見せつける出来で、思いのほかあれよあれよという間に聴き終えてしまえましょう。
 とりわけほぼピアノのみをバックにしっとりと歌い上げる「Saturday」、ストリングスを効果的にフィーチャーしたポップチューン「NOTE」は、ぐぅの音も出ないほどの名曲、でありました。
 スマッシュヒットしたシングル「ここにしか咲かない花」、「桜」を収録した本作は今まで彼らの作品に触れたことのなかった人々にも多く聴かれることになるわけで、さらにアルバム曲でも秀逸な楽曲を多く収録してしまったら、コブクロさんにおかれてはこのアルバムを機に、さらに高い場所へと進まざるを得ないのでは、とか期待してしまうのでした。
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2006年01月09日

桜/コブクロ

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コブクロ 小渕健太郎 黒田俊介

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01. 桜 02. 今と未来を繋ぐもの 03. Starting Line

 コブクロのニューシングル。初めて彼らのシングルを新品で購入いたしました。
 この「桜」は、コブクロの2人がつくった初めてのオリジナルソングで、デビュー曲をコレにするか「YELL -エール-」 (2001) にするかで最後まで激論が交わされていたのだとか。
 結果的にデビューシングルは後者になったわけですが、この「桜」も、そんな前につくられていたとは思えないほど、クォリティの高い楽曲に仕上げられています。
 しっとりとしたメロディアスなバラードを彼ららしく力強く歌い上げており、聴いていてどうにも気分がアがってしまうのです。シンプルなアレンジもまた彼らのボーカルを際だたせておるような気がするのです。
 楽曲の展開とか歌詞の直接的な前向きさとか、そのへんでいえばデビュー曲としては「YELL -エール-」のほうがふさわしいかったのかなとも考えられるわけですが、この「桜」がデビュー時ではなく今のタイミングで、すなわち「永遠にともに」 (2004)、「ここにしか咲かない花」 (2005) のヒットにより彼らの知名度が上がったところでリリースされたことは、それだけ多くの人の耳に届きやすくなるわけで、この曲を大事にあたためてきた彼らにとっても、この曲を聴いてなかなかいいじゃん、と思った人々にとっても、よかったのではとか考えるのでした。

 一方で、カップリングの「今と未来を繋ぐもの」、「Starting Line」は、どちらも比較的ゆっくりめのテンポで歌い上げるタイプの楽曲。
 単独で聴くとそれぞれになかなかよいのですが、3曲をまとめて聴くと、印象が薄れてしまうような気がしました。
 とくに「今と未来を繋ぐもの」はアルバム未収録になっており、このまま埋もれてしまうのは、惜しいです。
posted by BONGO at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | コブクロ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月10日

■ MUSIC MAN SHIP/コブクロ

MUSIC MAN SHIP(DVD付き初回限定盤)
コブクロ 小渕健太郎 馬場俊英 黒田俊介

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01. 東京の冬 02. Million Films 03. ボーイズ・オン・ザ・ラン 04. 永遠(とわ)にともに 05. Rising 06. 光の誓いが聴こえた日 07. DOOR 08. エピローグ 09. HUMMING LIFE 10. この指とまれ! 11. ここから -Album version- (BONUS TRUCK) 12. 毎朝、ボクの横にいて。-Sweet drip mix-

 コブクロがリリースする、前作から約1年ぶりとなるアルバムです。
 このアルバムに収録されている先行シングル「DOOR」 (2004) を最後にプロデューサーであった笹路正徳と離れ、本作は、セルフ・プロデュースでお届けする意欲作、となっております。
 とはいっても、笹路さんの教えを受けた彼らですので、前作までと雰囲気とかがガラっと変わってしまった、なんてことはなく、むしろこれまでのつくりを踏襲しているように感じられます。
 さて、楽曲の方はといえば、相変わらず天才肌なメロディメーカーっぷりを見せつける小渕健太郎と、寡作ながらも外見と同様に壮大な曲を書く黒田俊介の生み出す楽曲は、アップテンポな曲もポップな曲もきれいなバラードも、どれもキャッチーで耳に残りやすく、また2曲ほど収録されているカバー曲は、彼らが歌えばすっかりコブクロ色なのであり、今作もまた、捨て曲なしの名盤、とさえ呼べる仕上がりになっています。
 彼らのアルバムはこれで4枚目になりますが、今まで「前作のほうがよかった」と思ったことがなくて、どこまでこの勢いが続くんだろうと考えるとドキドキしちゃう部分もあるんだけど、新譜を聴くともう、次作が楽しみになってしまいます。
posted by BONGO at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | コブクロ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年11月11日

■ STRAIGHT/コブクロ


STRAIGHT
コブクロ

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■ WARNER ■ 2003.11.06 ■ WPCL-10053

01. blue blue  02. 手紙  03. 真実の口  04. 雪の降らない街  05. まーだだよ  06. INVISIBLE MAN  07. 愛する人よ(Studio Live)  08. 背番号1  09. 昨日の日のワルツ  10. 宝島  11. Holy Snowy Night  12. STRAIGHT

 このアルバム、コブクロの作品としては初めて新品で買いました(爆)。
 彼らの楽曲をちゃんと聴いたのは、メンバーの小渕健太郎が渡辺美里に提供した「YOU 〜新しい場所〜」 (2002) を彼らがセルフカバーしてた(コブクロ版のタイトルは「新しい場所」。アルバム『grapefruits』収録)のがきっかけだったのですが、彼らの素朴な、そしてのびのある歌声とメロディメーカーとしてのセンスに聞きほれてしまって、こりゃ次作は新譜で買わなければ、と思っていたのですよ。
 で、今作ですが、シングルとしてリリースされた3枚のシングル、壮大さと身構えずに聴ける身近さをあわせ持つバラード「雪の降らない街」、疾走感が心地よいアップテンポなポップチューン「宝島」、どうしようもなく切なくて切なくてたまらなくイイ「blue blue」をはじめとして、ワルツあり、コテコテのクリスマスソングありと、ほんといろんな顔を持ってるなぁという印象。
 アレンジについても、プロデューサーである笹路正徳がその手腕をいかんなく発揮していて、ストリート出身の彼ららしいシンプルさは残しつつ、巧妙にストリングスやブラスをとりいれて、それぞれの楽曲にふさわしい色を与えています。
 ほんと、メロディ、アレンジ、そして歌声がバランスよく収まっていて、聴いていて心地のよいアルバムに仕上がっております。
posted by BONGO at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コブクロ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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