2007年08月22日

TAKASHI UTSUNOMIYA from "SPIN OFF" 2005 to 2007/宇都宮隆

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■ M-TRES ■ 2007.06.13 ■ MTRES-C0701

01. SPIN OFF 02. SLASH! 03. Hold on blue 04. DAWN MOON 05. Lost Sky 06. GET ON YOUR EXPRESS 07. Taste sweet 08. Magenta 09. R. Heaven (Route Heaven) 10. We are the sound 11. fly drive

 宇都宮隆のアルバム、『TAKASHI UTSUNOMIYA from "SPIN OFF" 2005 to 2007』。
 2005年3月から6月、U_WAVEとしての楽曲発表をはさんで2006年12月から2007年5月にかけて、ネットでのみ配信してきた10曲に新曲、1曲を加えた作品であります。

 浅倉大介と木根尚登がほぼ交互に提供してきた楽曲を配信した順に収録しており、つまりは浅倉さんによるエレクトリックでアップテンポな曲と木根さんによるバラードを中心とした優しげな曲が交互に流れてくる格好になっているわけで、アルバムとしての統一感は感じられず、ベスト盤というか、シングル集、といった佇まいです。

 本作に収録されている楽曲が配信されていたのが、ちょうど宇都宮さんも木根さんも浅倉さんも、1曲目に収録されている新曲を作曲し、ほか数曲のアレンジなども行われている葛城哲哉さんも参加されているTM NETWORKのトリビュートライブ、「SPIN OFF from TMツアー」シリーズが始まった時期とかぶるからか、ぱっと聴いたところでは妙にTMの王道っぽい雰囲気。
 もちろん小室節が存在しないのでぜんぜんちがうわけなのだけれど、たとえば『 NETWORK -Easy Listening- 』 (2004) と比べてもぜんぜんTMっぽく、ほんとぜんぜんちがうのだけれど、懐かしささえ感じてしまう始末。
 宇都宮さんのボーカルも曲が合っているからか、とてもカッコよくて、すごくアガります。

 全体としては、浅倉さんの曲が派手でアガり度は高いのですが、すごく気に入っているのは木根さんによる疾走感のある「GET ON YOUR EXPRESS」とアコースティックなバラード「We are the sound」。
 近年の宇都宮さんの作品の中でも、名曲と呼んで差し支えない楽曲かと。

 なお本作は、「 新星堂 」と宇都宮さんのオフィシャルサイト、「 magnetica.net 」での限定販売となっております。
 もっと幅広く販売していただきたいところなのですが、むずかしいのでしょうか。


posted by BONGO at 18:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 宇都宮隆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月01日

■ OVERTONE/宇都宮隆

Overtone
宇都宮隆 原田真二 市川喜康 溝口和彦 山本成美 真崎修

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01. SET ME FREE 02. Tango 03. The Long Night Is Over 04. Hello good day 05. 君のヒカリ 06. COLOR OF HEART

 宇都宮隆が、ソロとしては初めてとなるミニアルバムをリリースされました。
 収録されているのは6曲ですが、先行シングルとかがないので、全て新曲で構成されており、そのうちの3曲においては、原田真二が作詞、作曲、編曲、プロデュースを手がけております。
 そんな本作は、ずいぶんと加工されているようだけれども相変わらずセクシーな宇都宮さんのボーカルが際立つポップなロックアルバムに仕上がっております。
 原田真二さんによる楽曲は、すみません彼の音楽をこれまで意識して聴いたことがないので何とも言えないのですが、宇都宮さんとの相性はよいようで、違和感なく歌いこなしているように感じられます。
 そして、激しめの楽曲でさえもどこかゆとりを感じさせるのは、ベテランのなせる技でしょうかあるいは年の功とかでしょうか。ついついリピートして聴きたくなる良盤です。あと数曲足してもらって、フルアルバムとして聴きたかったですね。
posted by BONGO at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 宇都宮隆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年09月04日

■ wantok/宇都宮隆

wantok
宇都宮隆

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■ R&C Japan ■ 2003.09.03 ■ YRCN-11012

01. wantok 〜introduction  02. 道 〜walk with you〜 -wantok version-  03. perfect  04. 愛しい人  05. regrets  06. (it's) Time to Go  07. Rolling around  08. ウィークエンド・ファイアー  09. sitting in the sunset  10. wantok

 TM NETWORKとともに迷走しながらもボーカルはセクシーさを増し続ける宇都宮さんの約1年ぶりとなるアルバム。
 プロデューサーにはTMのシングル「CASTLE IN THE CLOUDS」 (2002) を小室さんと共同でプロデュースした吉田健さんを迎えております。
 全10曲で40分弱のこのアルバム、前半は米倉利徳、Face 2 fAKEらによるミディアム・テンポのメロディアスな楽曲が中心、後半は石井妥師らのロックよりな楽曲とわりとくっきりと分けられていて、かなり趣が異なるのだけれど、それを貫く宇都宮さんのセクシー・ボーカルがとりまとめている感じ。
 先行シングル「道 〜walk with you〜」で初顔合わせとなった米倉利徳あたりの楽曲は、彼が歌うとどうなるのか想像がつかなかったけど、これがすごくイイ。実はけっこううねっているんではないかと思われるメロディも、しっかり宇都宮さん色に染まっている。ほんと、カッコイイ。もはや彼のアルバムではおなじみの石井妥師とかの、宇都宮さんが得意そうなポップ・ロックな楽曲がちょっとかすんでしまいそうなくらい。Face 2 fAKEの楽曲も含めて、このアルバムはとりわけ前半がかなりステキな仕上がりです。
 ところで、アルバムタイトルの「wantok」ってぼくは聞いたことのない言葉だったんだけど、パブアニューギニアあたりの言語で「絆」、「仲間」、「1つ」という意味らしいですねぇ。
posted by BONGO at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 宇都宮隆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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