2007年07月09日

おひさま/種ともこ

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おひさまおひさま
種ともこ

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01. 会いたくて 02. Let's Dance All Night 03. おひさま 04. 出町柳 05. FAKE 06. キミの宇宙船 07. おでん 08. ジョディ 09. ワタシだって泣きたくなったっていいじゃない 10. 小鳥といるかとクレマチスと

 種ともこが、オリジナルとしては1年7ヶ月ぶりにリリースしたアルバム、『おひさま』。
 とはいえ昨年は 映画の主題歌 やその曲を収録した セルフカバーアルバム なども出され、活発に動いてはおられたわけですが。

 さて、そんな中で発表された本作は、ホッピー神山さんによるプロデュース。
 ホームメイドな味わいでシンプルに聴かせてきたここ数作と比べると、ホーンやストリングスも多用され、ゴージャスな仕上がり。
 収録されている内容も、せつなくしっとりと聴かせる曲あり、アップテンポな曲あり、ロックな曲あり、「おでん」について歌う曲あり、とバラエティに富んでいて、とてもカラフルです。
 それでいながら決して浮き足立つような雰囲気はなく、種さんが築いてきたアコースティックで暖かな聴き心地も色濃く残されており、彼女の艶やかさを増したボーカルともマッチ。とてもうまいこと高いところでバランスのとられた作品と感じました。安心して音楽に身を任せることができます。
 最近は年のせいか、新しい曲を聴いてもなかなか覚えられなかったりもするのですが、彼女の曲はするりするりと頭に入ってくる、インパクトのあるメロディも満載。何度も繰り返して聴きたくなる良盤でありました。


posted by BONGO at 20:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 種ともこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月28日

ウタイツガレルウタ/種ともこ

ウタイツガレルウタウタイツガレルウタ
種ともこ

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01. スナオになりたいね 02. Pumps Race Song 03. The Rainbow Song 〜虹の女神〜 04. ゲンキ力爆弾 05. 瞳のなかの少年 06. 不思議な樹 07. 夏・ハレーション 08. 水の中の惑星 09. 笑顔で愛してる 10. Mighty Love 11. It Must Be Love 12. あの頃アタシもカナコも 13. You're The One
[おまけ]
14. スナオになりたいね (LIVE) 15. Pumps Race Song (LIVE)

 デビュー20周年を迎えた種ともこがリリースした初のセルフカバーアルバム、『ウタイツガレルウタ』。
 種さん選曲による13曲と、「おまけ」と称されたライブ音源2曲を収録しています。

 ぼくが種さんの曲をちゃんと聴き始めたのが『オ・ハ・ヨ』 (1989) あたりからなので、本作に入っている楽曲の中にはオリジナルの音源と聴き比べられないものもあるのだけれど、全体的にオリジナルと比べてしっとりとした、アコースティックな仕上がり。
 セルフカバーアルバムの場合、やけに落ち着きはらった大人な作風になることは多く、その意味では本作もセルフカバーの定石っぽく思われるかもしれないですが、彼女の場合は、ホームレコーディングによる手づくり感あふれる作品が近年の彼女の持ち味にもなっており、本作もそれを踏襲した作品、と言えましょうか。

 ちょっと落ち着きすぎてしまって、盛り上がりに欠ける一面もあり、たとえば「Pumps Race Song」はもっとレースっぽくても、「ゲンキ力爆弾」にはもっとゲンキがあっても、とか思われなくもないけれど、最近の彼女の作品が好きならば、本作も愛聴盤として歓迎されるでしょう。

 また、残念ながら大きなヒットに恵まれない種さんでありますが、艶やかなボーカルとポップなメロディ、そして暖かみのあるアレンジはそこらのアーティストに決してひけをとりませんので、これまで彼女の作品に触れたことのない方におかれては機会があればいちどぜひ、聴いてみていただきたいです。
posted by BONGO at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 種ともこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月16日

The Rainbow Song 〜虹の女神〜/種ともこ

The Rainbow SongThe Rainbow Song
種ともこ

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01. The Rainbow Song 〜虹の女神〜 02. The Rainbow Song 〜虹の追憶〜 (Instrumental)

 種ともこのシングル「The Rainbow Song 〜虹の女神」。
 この楽曲は、1990年にリリースされたアルバム、『音楽』に収録されていた曲のセルフカバー。
 なお、オリジナルにサブタイトルはついてません。

 映画「虹の女神」の主題歌でありまた、セルフカバーアルバム『ウタイツガレルウタ』の先行シングルとしても位置づけられており、企画としてどちらが先かはわからないですが、彼女のあたらしい歌声を聴けるのは、素直にうれしく思います。

 さて、オリジナルもスローめな曲であったけれど、本作ではより落ち着いた仕上がりに。
 サウンドはアコースティックで、セルフカバーの定石っぽくもありますが、より艶っぽさを増した彼女のボーカルを堪能できる、良作でありました。
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2005年12月04日

カナリヤ/種ともこ

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種ともこ

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01. カナリヤ 02. あなただけを 03. Let me hear -Album Version- 04. 流星群 05. 野ばら 06. 泣いた 07. あしあと 08. かなしくなりたいんだ 09. 夕風 10. 伝説

 種ともこのニューアルバム。
 2003年にミニアルバム『in』、『out』を連続リリースして以来、アニメがらみのものを除けば、約2年半ぶりとなる作品です。
 全10曲が収録されたこのアルバムは、すべてしっとりとした落ち着いた曲調でまとめられており、統一感のある作品に仕上がっています。
 かといって、似たような曲ばかりでもの足りないなんてことはまったくなく、たしかに派手ではないけれど、メロディラインは散漫にならずにしっかりとしており捨て曲は見当たらないし、ホームレコーディングを中心につくられた音はクオリティが低いという意味ではなく手作り感にあふれあたたかみがあるし、ほどよくウェットな種さんのボーカルはもちろん魅力的だし、じゅうぶんすぎるくらいの内容であります。
 ほかのパターンの曲を聴きたい気持ちがないわけではないけれど、このアルバムにはたぶん入り込む余地はないであろうと思われました。
 そのくらい、完成度の高い作品でありました。
posted by BONGO at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 種ともこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年08月28日

■ Locked in Heaven/種ともこ

Locked in Heave
種ともこ

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■ Sony Records ■ 1997.11.01 ■ SRCL-4057

01. Hello My Friend  02. Baby Baby  03. カギのかかる天国  04. ED  05. やっぱり泣いちゃった  06. Home Sweet Home  07. HAPPY  08. あの頃アタシもカナコも  09. ありがとう  10. 悩み  11. 花

 インディーズ系のレーベルに籍を移して現在も活動しておられる種ともこさんの、ソニーからのリリースとしては最後となった作品です。最近彼女のGOLDEN☆BESTを買って聴いていたら昔のアルバムも聴きたくなってしまって、CDラックからひっぱりだしてきました。
 このアルバム、ギター中心のロックな仕上がりになっているのだけれど、これはギタリストの柳沢二三男とレコーディングエンジニアの松林正志を迎えて、プロデュースも種さんと共同で行っている効果が大きいのかな。
 全体をとおしてシンプルで重たげなアレンジが、切なげでどこか退廃的ですらある彼女のボーカル、それとわりと不幸せな内容が多い今作の歌詞との相性がよくまとまり感があってスバラシイ。ついつい聴き入ってしまいます。
 これまではポップス寄りの作品が多かったけれど、ロックな種さんもまったく違和感がない、というよりもすごく、イけます。
 実はリリースされた当初はそんなに聴きこんでいなかったんだけど、こんなによい作品だったとは。良盤ランキング(そんなのないけど)、急上昇です。
posted by BONGO at 23:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 種ともこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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