2006年02月22日

ALL TIME SUPER BEST/布袋寅泰

ALL TIME SUPER BEST(DELUX EDITION)ALL TIME SUPER BEST(DELUX EDITION)
布袋寅泰

東芝EMI 2005-12-07
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01. BAD FEELING (25 YEARS ANNIVERSARY VERSION 02. BE MY BABY (25 YEARS ANNIVERSARY VERSION) 03. さらば青春の光 (UNPLUGGED VERSION) 04. スリル (PUNKY VERSION) 05. BEAT SWEET (25 YEARS ANNIVERSARY VERSION) 06. バンビーナ (BAMBINA GO!GO! VERSION) 07. LONELY★WILD (ORCHESTRAL VERSION) 08. POISON (SEXY JAZZ VERSION) 09. SONG FOR US (25 YEARS ANNIVERSARY NEW SONG) 10. BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY (SAMURAI MIX) 11. RUSSIAN ROULETTE (ORIGINAL VERSION) 12. NOCTURNE No.9 (ORIGINAL SINGLE VERSION) 13. DESTINY ROSE (ORIGINAL VERSION) 14. LOVE JUNKIE (ORIGINAL VERSION) 15. IDENTITY (NEW MIX)

 1982年にBOφWYのギタリストとしてデビューした布袋寅泰が、活動25周年を記念してリリースしたベストアルバム。
 本作は、ただ過去の楽曲を寄せ集めただけのものではなく、収録曲の大半はボーカルさえ録り直したニューバージョンとなっています。
 ベストアルバムにオリジナル音源を収録しないことについては賛否両論あろうかと思いますが、全シングルを収録している等の、寄せ集めることに意義がある場合を除いては、ぼくとしては、作品に対する力の入れ具合が垣間見えるという点で、ニューバージョン満載のベストアルバムは大歓迎であります。
 さて、収録曲のメインはソロとしてリリースしたシングルではありますが、「活動25周年」というアルバムの趣旨を反映して、BOφWYやCOMPLEXの楽曲も、自らのボーカルにて再録し、収録しています。
 もともと氷室京介や吉川晃司といった優れたボーカリストによる楽曲を布袋さん自らのボーカルで録り直すことには批判もあるようですが、布袋さんは布袋さんで味のあるボーカルを聴かせてくれるし、それらの楽曲の別バージョンだと考えれば、まったく問題なく思われてしまいます。
 一方で、オリジナルとはまったく違った方向でリアレンジ等が施された楽曲もいくつかあり、それらはもうある意味では別の曲のようにさえなってしまっていて、ちょっとどんなもんなのかな、と。
 たとえばジャジーに生まれ変わった「POISON」はギリギリのところでアリですが、つまびかれるアコギが哀愁を漂わせる「さらば青春の光」や、オーケストラをバックにやたら高尚に歌いあげられてしまった「LONELY★WILD」は、ちょっとナシかな、とか。
 とてもわがままではありますが、過去の楽曲の最新型を聴かせてもらいたいくせに、雰囲気だけは残しておいて欲しいと思ってしまうのです。
 もちろん基本的には、歓迎すべきベストアルバムとして聴かせてもらっているのですけれどもね。
posted by BONGO at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 布袋寅泰 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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