2008年02月26日

沿志奏逢2/Bank Band

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沿志奏逢2沿志奏逢2
Bank Band

トイズファクトリー 2008-01-16
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01. 何の変哲もないLove Song (KAN) 02. ひとつだけ (矢野顕子) 03. 昨日のNo, 明日のYes (GAKU-MC) 04. to U(Bank Band with Salyu) 05. スローバラード (RCサクセション) 06. 遠い叫び (仲井戸麗市) 07. 休みの日(JUN SKY WALKER(S)) 08. イロトリドリノセカイ (JUDY AND MARY) 09. 煙突のある街 (真島昌利) 10. はるまついぶき (Bank Band) 11. MR.LONELY (玉置浩二) 12. evergreen (MY LITTLE LOVER) 13. 歌うたいのバラッド (斉藤和義) 14. よく来たね (Bank Band)
※カッコ内は原曲アーティスト名

 小林武史、Mr. Childrenの櫻井和寿を中心に構成される「Bank Band」の2枚目となるアルバム、『沿志奏逢2』。
 前作、『 沿志奏逢 』 (2004) と同様、基本的には邦楽カバーアルバムでありますが、本作では、シングルとしてリリースされた「 to U 」 (2006) 、ネット配信のみで発表されていた「はるまついぶき」、ライブ、「ap bank fes '07」ではオープニング曲として演奏されたという「よく来たね」、3曲のオリジナル曲も収録されています。

 新旧織り交ぜまたジャンルもさまざまに選曲され、さらにはオリジナル曲までもが収められている本作は、こちらも前作と同様に生音を重視した大人げな、落ち着きのある佇まいを見せ続けます。
 この手の作品は、ややもすると高尚になりすぎてしまい、アップテンポな曲では盛り上がりきれないことも多々あるわけですが、このアルバムでは、たとえばポップな「ひとつだけ」や「イロトリドリノセカイ」ではカラフルに、ラップであるところの「昨日のNo, 明日のYes」ではがっつりと仕上げられており、逆に冗長になりかねない「to U」や「はるまついぶき」などのスローな曲は、聴き手の心を捕らえて離さない楽曲となっていて、全体的にメリハリがとても効いています。

 これはアルバムに参加されたみなさんの実力があってこそのことではありますが、やはり小林武史さんのプロデューサーとしての才能によるところが大きいのかな、と。
 たいへんに聴き応えのある名盤でありました。


posted by BONGO at 22:21| Comment(0) | TrackBack(1) | Bank Band | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月28日

to U/Bank Band

to Uto U
Bank Band Salyu 桜井和寿

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01. to U Bank Band with Salyu 02. 生まれ来る子供たちのために

 Bank Bandのシングル「to U」。
 オリジナル楽曲としては、初めてCD化された作品です。
 本作ではゲストボーカルにSalyuさんを迎え、1曲目の「to U」については「Bank Band with Salyu」名義となっています。

 さてこの「to U」は、7分余りに及ぶ壮大なバラード。
 ぼくは、長尺モノの楽曲は冗長になりがちであまり好きではないのだけれど、この曲はその長さを感じさせない作品になっていました。
 Salyuさんと櫻井さんのボーカルもアレンジも、どちらかといえば淡々としているのですが、静かに熱いボーカルの掛け合い、美しいメロディライン、そしてストリングスを全編にフィーチャーしていながらも控えめなアレンジに、ついつい聴き入ってしまいます。
 メッセージ性のある重い内容で、聞き流すのではなく、じっくりと耳を傾けたい楽曲でありました。

 カップリングには、iTunes Music Store (現 iTunes Store)限定で昨年、配信されたオフコースのカバー曲、「生まれ来る子供たちのために」を収録。
 オリジナルは聞いたことがあるようなないようななのですが、こちらも重厚な楽曲。
 「to U」と同様、じっくりと聴き入りたい1曲です。
posted by BONGO at 07:07| Comment(0) | TrackBack(0) | Bank Band | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月18日

■ 沿志奏逢/Bank Band

沿志奏逢
Bank Band

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01. 僕たちの将来 (中島みゆき) 02. カルアミルク (岡村靖幸) 03. トーキョー シティー ヒエラルキー (ヒートウェイヴ) 04. 突然の贈りもの (大貫妙子) 05. 限りない欲望 (井上陽水) 06. マイ ホーム タウン (浜田省吾) 07. 糸 (中島みゆき) 08. HERO (Mr.Children) 09. 幸福のカノン (さねよしいさこ) 10. 優しい歌 (Mr.Children) 11. 歓喜の歌 (遠藤賢司)

 小林武史、櫻井和寿らが始めた ap bank がきっかけとなって誕生したバンド、「Bank Band」によってリリースされた、邦楽カバーアルバム。櫻井和寿、小林武史、山本拓夫、美久月千晴、山木秀夫、古川昌義といった豪華なミュージシャンがメンバーとして参加しております。
 そして、収録されている楽曲は、櫻井和寿が好んで聴いていたものから、選ばれたのだとか。
 さて、このアルバムを聴いてみると、生音にこだわった大人なサウンドが印象的に感じられます。激しさはないけれど、腰の据わった安定感あふれる、極めて上質な音が楽しめす。
 一方で、櫻井和寿のボーカルは、決して突出することなく全体の音によく馴染んでおります。このアルバムが、ライブで演奏していた曲をスタジオレコーディングで再現する、って形でつくられたからかな、見事な一体感なのです。
 櫻井和寿がボーカルということで、 Mr. Children ぽさを期待して聴くとだいぶそれとは違う雰囲気に感じるかもしれないけれど、これはこれで、アリなんじゃないかと思います。
posted by BONGO at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bank Band | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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