2008年02月10日

おやすみモンスター/GOING UNDER GROUND

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GOING UNDER GROUND 松本素生 河野丈洋

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01. さかさまワールド 02. TRAIN 03. 海にまつわるエピソード 04. PLANET 05. 暗夜行路 06. ナカザのロック★ 07. TWISTER 08. Title 09. カウボーイによろしく 10. モンスター 11. 愛のうた 12. 胸いっぱい 13. おやすみ※
※(初回盤ボーナストラック)

 GOING UNDER GROUNDが、オリジナルとしては約1年8ヶ月ぶりにリリースしたアルバムです。
 ベストアルバム を挟んだとはいえ、アルバムリリースのスパンとしてはこれまででもっとも長い時間を要した本作は、ポップスよりのアプローチを見せた前作、『 TUTTI 』 (2006) に対して、かつての彼らのように、バンド的なサウンドを核とした作品となっていました。

 原点回帰のようにも思えるアルバムではありますが、それゆえ見えてくるのは、彼らの書く曲そのものや演奏のテクニックなど、たいへんなベースアップが果たされているな、ということ。
 とかく彼らのアップテンポの曲でありがちだった一本調子な進行も、詞も含めてちょっとしたアクセントをつけることで変化に富んだ構成としていたり、ほとんどメンバーだけで演奏しているところへ、もはや「味のある」と形容してもよいであろうヘボめの打ち込みを控え目に用いることでそれがよいスパイスとなり、不自然に感じない範囲で、音に広がりを持たせています。

 直球勝負で彼らの実力を見せつけられ、全13曲(13曲目は初回盤のみに収録)という多めの曲数ながら、飽きたりだれたりするどころか、脱帽しながら何度も何度も聴き返してしまうアルバムであるわけなのですが、そんな中にあって、新しい彼らの一面を見せてくれたのが、「PLANET」。
 一歩一歩突き進むような力強さを見せるミドルテンポなこの曲は、「せつない」とか「胸キュン」とか言われた彼らの印象とはちょっと違う、頼もしさを感じさせます。スバラシイです。

 明らかに新たなステップへと進んだ彼ら、次作でどんな展開を見せてくれるのか、おおいに期待したいです。

posted by BONGO at 08:40| Comment(0) | TrackBack(0) | GOING UNDER GROUND | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月07日

さかさまワールド/GOING UNDER GROUND

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GOING UNDER GROUND 松本素生

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01. さかさまワールド 02. Holiday

 GOING UNDER GROUNDの「さかさまワールド」。
 昨年11月にリリースされたアルバム、『 おやすみモンスター 』の先行シングルです。

 アップテンポなこの曲は、疾走感を持ちつつ言葉数多めに進行する様が、聴いていてとても心地よさげな仕上がり。
 彼らのこの手の曲は一本調子になりがちだったのだけれど、本作はたいへんにメリハリがあり、興味深いところでありました。
 前作のシングル、「 TWISTER 」 (2007) とかが顕著な例だけれど、アルバム、『 TUTTI 』 (2006) あたりから本格的に見られだしたサウンドの広がりはこの曲では控え目で、全面に出ているのは、バンド的な音たち。
 しかしながらよく聴いてみれば打ち込み系の音もしっかりとスパイス的に挿入されていて、この曲をより耳なじみのよいものにしております。

 彼らが新たなステップへと移行したことを実感させる楽曲でありました。

 カップリングの「Holiday」は、ちょっとコミカルで楽しげな作品。
 なかなか痛快で、カップリング的ではありますが、悪くないです。
 なおこちらは、アルバムには未収録となっています。


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2007年08月22日

TWISTER/GOING UNDER GROUND

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GOING UNDER GROUND 松本素生 河野丈洋

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01. TWISTER 02. だけどぼくらは知らない

 GOING UNDER GROUNDのシングル、「TWISTER」。
 前作 から3ヶ月弱という短いスパンでリリースされた本作は、打ち込みのサウンドが特徴的な、ダンサブルにも聴こえる一曲。
 なかなか軽快で、聴きやすい仕上がりであります。

 が、彼らの打ち込みの音は、軽快というよりもむしろ安っぽい印象を受けてしまいまして、これまでシングルのカップリングやアルバム曲ではしばしば見られたパターンであるわけなのだけれど、まだシングルのリード・トラックへ持ってくるには、つくり込みが足りないのでは、とかそんな気もいたしました。
 もっとカッコよくなれる要素を持つ曲だけに、ちょっと惜しいですか。

 カップリングの「だけどぼくらは知らない」も打ち込みの目立つ曲ですが、コチラはシンセ・ストリングスが耳に残ります。
 シンセ・ストリングスはどうしても曲を安っぽくしてしまうとぼくは思っているので好きではないのだけれど、それはさておきこの曲は、疾走感があってとてもよい聴き心地。
 アルバムのラストとかに持ってきてもよさそうな雰囲気です。けっこう気に入りました。


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2007年06月18日

ハートビート/GOING UNDER GROUND

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ハートビート        (CCCD)ハートビート (CCCD)
GOING UNDER GROUND 松本素生 河野丈洋

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01. トワイライト 02. リバーズエッジ 03. ハートビート 04. かいき 05. さえないブルー 06. 月曜日雨のメロディー 07. 虹ヶ丘 08. ビターズ 09. ダイアリー 10. 銀河行き 11. 波

 ぼくがGOING UNDER GROUNDの曲をキチンと聴くようになったのはけっこう遅くて、実はvodafone絡みのCMソングとして流れていた「ハートビート」 (2004) から。
 本作は、その曲を収録した、同タイトルのアルバムであります。

 このアルバムを最初はレンタルで聴いたのですが、一聴してドキッとさせられました。
 シングルである「ダイアリー」 (2003)、「トワイライト」 (2003)、そして「ハートビート」はもちろん、基本はバンドサウンドでありながら、全体として貫かれるポップさはなんなのか、と。
 それらにのっかるボーカルの、ちょっと尋常ではないこの切なさはなんなのか、と。
 ぼくはこのアルバムを捨て曲ナシの名盤と思っているのだけれど、ちなみにシングル曲以外では「虹ヶ丘」、「銀河行き」あたりが、とりわけ好きな楽曲であります。
 このアルバムを聴き始めて間もないころは、アルバム曲から名曲を見つけた喜びにひたっていたものでした。

 最新のアルバム、『TUTTI』 (2006) も彼らの音楽的な広がりが見られて好きだけれど、本作もスバラシイです。勢いを感じる1枚。オススメできます。


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2007年06月17日

胸いっぱい/GOING UNDER GROUND

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GOING UNDER GROUND 松本素生

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01. 胸いっぱい 02. Ion

 GOING UNDER GROUNDから約10ヶ月ぶりに届けられた新曲、「胸いっぱい」。
 たたみかけるように言葉の詰まった出だしからサビに至るまで、抑揚もそこそこに突き進む、アップテンポな楽曲。
 「むねいっぱーい」のサビは耳に残るものの、アップテンポなのにどこか力の抜けた風合いです。
 最近の彼らの楽曲とはちがった佇まいで興味深く聴いたけれど、ガツンとさせる部分に乏しいのは、シングルとしてみるとちょっと弱いかな、と感じなくもなかいですか。

 カップリングの「ion」は、彼ららしいチープな打ち込みの音を交えた、ゆっくりとした曲。
 シングル「VISTA / ハミングライフ」 (2006)、あるいはベストアルバム「BEST OF GOING UNDER GROUND with YOU」 (2006) のラストを飾るナンバーとして収録されていた曲、「ハミングライフ」をモチーフとしてつくられた映画の主題歌になっているとのことですが、ちょっと印象に残りにくく感じました。
 映画と併せてみると、またちがった感想になるかもしれないけれど。


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2006年08月27日

BEST OF GOING UNDER GROUND with YOU/GOING UNDER GROUND

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GOING UNDER GROUND

ビクターエンタテインメント 2006-06-28
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01. my dear 02. トワイライト 03. VISTA 04. グラフティー 05. アゲハ (alternate version “アゲハとトカゲ”) 06. ダイアリー 07. かよわきエナジー 〜Take Me Home, Country Roads 08. 同じ月を見てた 09. ランブル 10. タッシ 11. ハートビート 12. 南十字 13. Kodama 14. 東京 15. STAND BY ME 16. ハミングライフ

 GOING UNDER GROUND、初のベストアルバム『BEST OF GOING UNDER GROUND with YOU』。
 メンバーによって選ばれた15曲+書き下ろしインスト1曲を収録。
 内訳は、シングル曲10、アルバム曲5となっています。

 耳なじみのある、またはインパクトの強めなシングル曲を中心としながら、アルバム曲はシングルではあまり見せないしっとりとした曲が選ばれており、全体としてはうまいこと抑揚のある、聴きやすい作品になっています。
 と同時に、GOING UNDER GROUNDにちょっと興味はあるけれどどの作品から買ったり借りたりしたらよいかと迷っている方には入門編としてふさわしいアルバムであり、新たなファンの獲得に貢献できる商品でもありましょう。

 ファンの方におかれては、あの曲が入っていないとか、なのにこの曲が入っているとか、コンピレーション盤ではなくてリアレンジとかニューテイクとかもあればよいのにとか、諸々の意見を抱くところも含めて、楽しめるアルバムではないでしょうか。
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2006年06月16日

VISTA / ハミングライフ/GOING UNDER GROUND

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GOING UNDER GROUND 河野丈洋

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01. VISTA 02. ハミングライフ

 2月にリリースしたアルバム『TUTTI』から3ヶ月、早くも発表されたシングル。
 昨年の「STAND BY ME」に続き、「三ツ矢サイダー」のCMソングとなった「VISTA」と、J-WAVEのキャンペーンソング「ハミングライフ」の両A面です。

 「VISTA」は、突き抜けそうなくらいに爽快でアップテンポな楽曲。
 インパクトのあるサビはいかにもシングル向きで、聴いていて楽しくなってきます。

 ただ、4分弱と、もともと長くはない楽曲であるにしても、速いテンポでたたみかけるように言葉やメロディが流れていってしまうので、あっという間に終わってしまう印象を受けるのはもったいなく、アレンジとかにもっと展開を持たせてもらうとかして、もうちょっと長く聴かせてくれたらよいのに、と思われました。

 「ハミングライフ」は、彼らの作品にはあまり例のない、ゴスペルっぽい色を持つ楽曲。
 とはいいつつも、決して壮大なスケールを目指しているわけではなさそうで、ストリングスは随所に織り込まれているものの、打ち込みのドラムがチープだったり、コーラスが素人っぽかったり、彼ららしい等身大の仕上がりになっているのは、好感を持てました。
 また、そんな中にちょっとだけ入る松本さんのラップめいたパートも自然で、彼らの新しい一面を垣間見るのにじゅうぶんな楽曲でありました。

 メロディそのものが美しい、というももあり、2曲目に位置してはいますが、ぼくは「VISTA」よりこっちの曲が、より気に入りました。
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2006年03月07日

TUTTI/GOING UNDER GROUND

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GOING UNDER GROUND

ビクターエンタテインメント 2006-02-22
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01. Primary Music 02. パスポート 03. STAND BY ME 04. キャンディ 05. 口笛どろぼう 06. シグナル 07. 南十字 08. 愛をちょうだいな 09. ノラ 10. Happy Birthday 11. グッバイベイビー 12. orion 13. きらり 14. いつまでたっても

 GOING UNDER GROUNDが1年ぶりにリリースしたニューアルバム。
 収録されているのは、相変わらずどれもそこはかとなくせつなさのただようポップな楽曲。
 どうやっても捨て曲を見つけることなんてできず、また収録曲数が14曲とちょっと多めになっていることもあり、アルバム全体を見渡してみると曲調にもうちょっとバリエーションがあったらなとかは思うものの、聴きごたえはじゅうぶんすぎるほどに、じゅうぶん。
 前作などではやや一本調子でちょっとどうかとか感じられたアレンジも、本作では積極的に外部のミュージシャンを参加させることで、音づくりに幅が出てきていて、好印象をもちました。
 ストリングスなんかの使い方はまだちょっとこなれていない感もあるけれど、方向性としては、かなりよいんでは。
 このアルバムもかなり楽しめるけれど、次作のさらなる飛躍をも期待させる作品になっておりました。
posted by BONGO at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | GOING UNDER GROUND | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月04日

Happy Birthday/GOING UNDER GROUND

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GOING UNDER GROUND 松本素生

ビクターエンタテインメント 2006-02-01
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01. Happy Birthday 02. カーボーイ

 2月22日にリリースされたニューアルバム『TUTTI』の先行シングル。
 イントロこそ女性のコーラスがぽよぽよと入りアレっと思わせるけれど、その後はストレートでアップテンポなロック。
 展開やアレンジはどちらかといえばオーソドックスですが、聴き込んでゆくと彼ららしいちょっとせつなさを漂わせるメロディが徐々にしみ入ってくる、スルメ的な味わいの楽曲であります。
 ぱっと聴いてがつんとインパクトを与えられないのは、シングルとしてはちょっと弱いかもしれないですが。

 カップリングの「カーボーイ」も、けっこうストレートなロックです。
 メロディアスなサビがなかなか心地よい佳曲でありました。そこへと至る過程はやや単調かなとも思われましたが。
 全体的に見れば、小ぶりではあるけれどうまいことまとめられているな、との印象を持ちました。
 なおこの楽曲は、アルバム未収録となっております。
posted by BONGO at 09:11| Comment(0) | TrackBack(0) | GOING UNDER GROUND | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月17日

■ きらり/トゥモロウズ ソング/GOING UNDER GROUND

B000A1C9XKきらり/トゥモロウズ ソング
GOING UNDER GROUND 松本素生 SUGIURUMN

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01. きらり 02. トゥモロウズ ソング 03. Tomorrow's Song SUGIURUMN OVER NIGHT REMIX

 前作「STAND BY ,ME」から3ヶ月という比較的短いスパンでリリースされたGOING UNDER GROUNDのニューシングル。
 両A面扱いではありますが、2曲目の「トゥモロウズ・ソング」は、彼らの楽曲によく見られるハネた感じのポップスであり、ぼくはあんまりちょっとアレであってとくにコメントとかもアレなので、1曲目の「きらり」の感想を。
 ということで、ジャケットの構成こそ前作と同様のアプローチがとられていますが、内容はアップテンポであった前作とはまったく違った、しっとりと、リリースされたのは真夏ではありますが秋めいた気配などを漂わせるミディアムテンポな楽曲に仕上がっております。
 この楽曲、最初はえらく地味な印象を受けましたが、朝晩めっきり涼しくなってきた今日この頃に改めて聴き返してみますと、もともとせつなげな声質である松本さんのボーカルがのっかったせつなげなメロディはせつなげな季節においてはさらにせつなく、えらく胸に染み入ってまいります。
 ヘタするとその地味さゆえに後々彼らのシングルヒストリーの中で忘れ去られかねないような気もしなくはないですが、少なくとも秋が来たらば思い出したい佳曲であると思うのでした。
posted by BONGO at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | GOING UNDER GROUND | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月22日

■ STAND BY ME/GOING UNDER GROUND

B000934VGWSTAND BY ME
GOING UNDER GROUND 松本素生

ビクターエンタテインメント 2005-05-18
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01. STAND BY ME 02. ムサシノ天使の詩

 三ツ矢サイダーのCMでおなじみ、GOING UNDER GROUNDのニューシングルです。

 この楽曲、疾走感のあるキャッチーなサビが印象的だけれど、そのほかの部分についてもメロディが立っていて、最初から最後まで遠慮なくたたみかけるように展開してゆく構成が、実に豪勢。
 1曲聴いただけで、けっこうおなかいっぱいになっちゃいます。

 そしてカップリングは、華やかさこそ控えめだけれど、手堅くメロディアスな佳曲。
 シングルだと1曲目ばかりを繰り返してしまうことが多々あるけれど、ちゃんと引き続きカップリングまで聴きとおせます。

 ちょっと手堅すぎかな、とか思わなくもないけれど、どちらの楽曲も彼ららしいポップかつどことなくせつなげな曲のつくりになっており、その意味では安心して聴くことのできる1枚と言えましょう。
posted by BONGO at 19:09| Comment(0) | TrackBack(1) | GOING UNDER GROUND | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月08日

■ h.o.p.s./GOING UNDER GROUND

B0006ZUY6Yh.o.p.s.(初回)
GOING UNDER GROUND 松本素生 河野丈洋 中澤寛規

ビクターエンタテインメント 2005-02-09
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01. fire grow 02. ロール アンド ロール 03. アゲハ 04. サイドカー 05. 恋のナビゲーション 06. あすなろ 07. 同じ月を見てた 08. TENDER 09. サンキュー 10. 東京 11. サムネイル

 GOING UNDER GROUNDが2月にリリースしたアルバムです。
 ボーダフォンのCMで彼らの曲「ハートビート」が使われていた影響で、同曲が収録されているアルバム『ハートビート』 (2003) をレンタルしましたところ、そのポップさと、ボーカルのそこはかとないせつなさをたいへん気に入りまして、今回、はじめて彼らの作品を購入するに至った次第なのでした。
 で、本作。初っぱなは拍子抜けするくらいアレな、デモテープかと思わせるような打ち込みのインストで始まるわけですが、それに続く「ロール アンド ロール」、別バージョンがシングルとしてアルバムと同時リリースされた「アゲハ」、あるいは先行シングルであります「同じ月を見てた」、「サンキュー」とかは軽快なメロディが印象的で、がっつりとココロをつかまれてしまいます。
 また、ミディアムあるいはスローテンポな「あすなろ」、「東京」あたりは、ボーカルのせつなさが絶好調で、ちょっとキュンとなっちゃうくらい、よさげです。
 一方で、ギターの人がボーカルで参加している曲が2曲ほど収録されているのですが、正直なところ、アリかナシかと問われたらば「ナシ」と即答してしまうんですけれども、どうなんでしょうか。
 それと、アレンジがどれもバンドっぽいサウンドになっておりますが、もうちょっといろんな方向に広がりが出ると、さらにものすごくよくなるのではないかとか、そんな印象も持ちました。
 最後にちょっとアレな部分を書いてしまったのでアレですが、全体的に見てみれば、かなりポップに仕上がった良盤と言えましょう。
posted by BONGO at 23:49| Comment(2) | TrackBack(0) | GOING UNDER GROUND | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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