2008年01月08日

さざなみCD/スピッツ

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さざなみCDさざなみCD
スピッツ 亀田誠治 草野正宗

ユニバーサルJ 2007-10-10
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01. 僕のギター 02. 桃 03. 群青 04. Na・de・Na・de ボーイ 05. ルキンフォー 06. 不思議 07. 点と点 08. P 09. 魔法のコトバ 10. トビウオ 11. ネズミの進化 12. 漣 13. 砂漠の花
スピッツ - さざなみCD

 スピッツのアルバムは、『 空の飛び方 』 (1994) から『 ハヤブサ 』 (2000) までは発売日と同時くらいにほとんど買ってきたのだけれど、『ハヤブサ』がオリジナルとしてはその前作にあたる『 フェイクファー 』 (1998) までのポップスの要素を多く含んだ作風から一転、ざっくりとしたロックなアルバムだったのがどうもしっくりこなくて、そのあと中古で『 三日月ロック 』 (2002) を入手したのだけれどやはり同様の理由でしっこりこなくて、結局いままで彼らの音楽から離れていたのです。

 が、このアルバム、『さざなみCD』を購入した友人が、、「なかなかイイ。かなりイイ」、「結成20周年を記念する作品でありたいへん気合いが入った出来だ」と太鼓判を押したので試聴してみたところ、たしかになかなかでしたので、購入してみました。

 さてこのアルバムは、繊細で美しいメロディラインと随所に見られるヘンチクリンさがとてもスピッツらしく、サウンドはバンドっぽさを核としながらもそれだけにとどまらない広がりがあり、バラエティに富んだ良盤との印象を持ちました。
 また、これだけのキャリアを重ね、年を重ねてきながら、貫禄をかいま見せつつも決して仰々しくはならず、基本的には軽快な作品に仕上がっているのも、聴きやすくてとてもよいです。

 具体的には、シングルであった「 魔法のコトバ 」 (2006)、「 ルキンフォー 」 (2007)、「 群青 」 (2007) はもちろん、ポップなところでは「不思議」、「漣」、スローにしっとりと聴かせるところでは「P」や「砂漠の花」あたりはとくにすばらしく、ヘンチクリンさがよく表れている「Na・de・Na・de ボーイ」、マイナーにアップテンポな「点と点」も気に入りました。
 そのほかにも聴き入らせる魅力を備えた楽曲を多く収録し、たいへんに楽しめる作品となっていました。

 彼らの音楽、また聴き始めようかな。

posted by BONGO at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | スピッツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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