![]() | 道 木根尚登 中村修司 喜多條忠 アール・アンド・シー 2007-04-04 売り上げランキング : 20788 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
01. 君への道 02. Seasons 03. 桜ヶ丘 04. ここにある未来 05. 花を贈ろう 06. 妹 07. index 1 08. Soldier Blue 09. Collection 10. index 2 11. Eris 〜10番目の星〜 12. イレイス
木根尚登が前作、『Life』 (2005) から約1年半ぶりにリリースしたアルバム、『道』。
オリジナル9曲とインタールード2曲、そしてかぐや姫のカバー、「妹」を収録しています。
ミニアルバムが好きで、短い間に何枚も出してしまうこともある木根さんにとって、連続してフルアルバムを発表するのは、確認してみれば1995年から1998年の『liquid sun』 (1995)、『REMEMBER ME?』 (1996)、『THE BEGINNNING PLACE』 (1998) の流れ以来のことであります。
さて本作は、彼が得意とするところのひとつである、フォーキーな香りのする楽曲をこれまで以上に多く収めた作品。
メジャーレーベルの作品とは思えないほど地味ではありますが、ぼくは彼のつくるアップテンポな曲もどこか優しげで好きなので、そのへんがもうちょっとあってもいいかなと思いはするものの、その地味さゆえにゆったりと落ち着いて聴くことができ、心地よい雰囲気を醸しております。
が、ちょっと残念なのは、アレンジ。
前作につづき、中村修司さんが編曲、そして木根さんとの共同プロデュースを担当しているのですが、なにげに打ち込みの音が多く、しかもけっこう安っぽげであってどうにも本作の作風にはそぐわなく感じました。
アレンジのチープさゆえに、小さくまとまってしまっているというか。
生音中心でシンプルにまとめたほうが本作の雰囲気には合うし、今年50歳を迎える彼の年齢相応な、大人っぽいアルバムになったと思うのですが、いかがなもんでしょう。
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